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アルテウスの偉大なる冒険談 第7話
01/07(Tue) 02:11|ギリシャ神話アドベンチャーcomment(0)trackback(0)edit
<注:これはアルテウスの復讐のプレイレポートじゃ。ネタバレもあるから承知の上で読んでくれ>

 老人はアテナ神殿を通り過ぎ、大通りを進んでいった。町の中心部を離れていくようだ。
「さあ、ついたよ。ここがあんたの宮殿だ」
 やがて老人が到着したのは、ブタ小屋の前だった。(恥辱点が1増える)
 なんじゃと。おのれジジイ!拙者の斧のサビにしてくれるわ!
 いきりたつ拙者を尻目に、老人は恐ろしい素早さで身を翻してワキ道へ逃げ出してしまった。
 怒りをかみ殺して冷静さを取り戻す。無意味な怒りにかられて行動しては無用な危険を招きかねん。

 家畜に残飯を与えているブタ飼いの若者がいたので宮殿への道を聞くと、今度こそ宮殿へと案内してもらうことができた。
 ただし、ここは立派な宮殿の正面入り口ではなく、ブタ飼いの出入りする宮殿の調理場の勝手口らしい。中から調理をする香ばしい煙が漂っている。
 扉をノックすると、エプロンをしてガッシリした体格の女が出てきて、名を名乗れと聞いてきた。
「拙者、アルテウスと申す者でござる。我が父君アイゲウスに会うためにトロイゼンよりはるばる参りもうした」
 最初はそう答えるつもりだったが、偽名を使ってこの場をやり過ごす選択肢もあったので思い直し、正体を明かさぬことにする。
 ピパラスだと答えると、宴会の手伝いに来た人間だと思われたようだ。なりゆきでワインを入れる大鉢を洗う作業を命じられる。
 英雄の仕事とは思えぬが、仕方がない。それが終わると今度は給仕係としてかりだされた。

 大広間に行くと、王の賓客やアテネの貴族たちがテーブルに着席している。町の守り神のアテナに食物をとりわけたのちに、大宴会が始まった。
 拙者は上座に座る王、つまり父上の姿をチラリチラリと見ながら、だまって1人1人にワインをそそいでゆく。
 やがて父上の席までまわると、父上はパンを取って拙者に与えようとしたではないか。
 おお、いったい拙者はなにをしているのであろうか。父の館までたどりつきながら召使いとして振る舞っているとは。(恥辱点が3増える)
 動揺のあまり、つまづいてワインをそそいだ酒盃を倒してしまう。それは思いもかけぬ大きな物音となる。
 部屋中の人々がおしゃべりをやめて静まりかえった。
 王は拙者の顔をまじまじと見つめる。
「お前は普通の給仕ではないな。わしの館にこんな形で潜り込んでどうしようというのだ。素性を言ってみよ」
 たまりかねた拙者は父上の息子だと、正直に今までのことを打ち明けた。
 王は驚いてすぐには言葉が出なかったようだ。
「わたしの気高い息子、あの愛すべきアルテウスだというのか。だが、私は長いことお前に会っていなかった。今は信じて良いものか判断がつかぬ。……だが、証明する方法はあるぞ。マラトンの町に凶悪な牡牛が出没して、住民がふるえあがっているのだ。牡牛を殺してこい。それができる勇者であれば、お前はこのアイゲウスの息子に間違いないであろう」
 この父上の言葉で、拙者は胸をはって大広間を出ることができた。こうなれば、一刻もはやく証明せんものとマラトンの町へ向かいだす。

 起伏のゆるやかな高地地帯を歩いて夕方になるころ、前方にマラトンの町の影が見えてきた。
 さらにマラトンの町に近づくと、町の人々が家から手を振って、なにやら拙者にむかってわめいているのがかすかに聞こえてきた。
「…オウシ!オウシガウシロニイルゾ…」
 なんじゃと!?
 気が付くよりも一瞬早く、恐ろしく体格の良い牡牛が拙者の背後から突進してきた。
 かろうじて地面に転ぶように身をかわすが、はずみで利き腕をひねってしまう。(この戦いに限り攻撃力から2点引く)
 なんとか斧をかまえて次の牡牛の突進にかまえるものの、拙者の渾身の一撃は外れ、まともに突進を喰らってしまう!
 なんの、まだまだ!もう一度斧を振り下ろすと、今度こそ牡牛の背中に叩きつけることができた。しかし、こちらももう一撃を受け“重傷”を受けた。
 このゲームの戦闘では、体力点の概念がないかわりにさきに2回攻撃が当たったら“重傷”となり、
攻撃力を決定するために振るサイコロの数が、2つから1つに減ってしまう。さらにもう一度攻撃が当
たれば死亡するというルールでござる。
 早い話が、今は極めて危険な状態なのだ。
 だが、父上との約束を放棄して逃げるわけにもいかぬ。だが!まだあきらめるのは早いぞ!
 英雄点を消費してサイコロの目を修正するというルールを利用がある。ここは利用できる限界点ギリギリまで使用して、必殺の一撃を繰り出すのだ!

「畜生めが!覚悟するでござる。ヌオオオオォォォォォォ!!」

 あっさりかわされ、拙者は牡牛の角で天高く弾き飛ばされた。
 無念!




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