<注:これはアルテウスの復讐のプレイレポートじゃ。ネタバレもあるから承知の上で読んでくれ>
ぬかったわ!
この冒険も20話になったが、この記念すべき週に、拙者不覚にも「アルテウスの復讐」を紛失して
しもうた。発見するまで記憶のみで書くので、間違っていたらすまぬ。
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アテネの宮殿を出て、拙者はクレタ行きの船にのった。
この船には船員のほかに、若者の男と女、7人ずつが同乗している。彼らは物悲しそうに遠く離れていく、アテネの陸地を眺めていた。
無理もない。彼らはミノタウロスの生贄になるためのミノス王への献上品なのだ。
そのうちの1人の娘が拙者に微笑かける。母上の顔にそっくりで、少し故郷を思い出した。
果たして拙者の活躍次第で彼らを救うことはできるのじゃろうか。
そんなわしらの感慨とは無関係に、船旅はしばらく順調にすすむ。
順風満帆とはいかないのが、冒険というものだ。しばらくすると、船員が前方を指して騒ぎ始めた。
見てみれば、恐ろしくバカでかい大海蛇が一匹、大波を立てながら船のまわりを周回しているではないか。
襲い掛かられたらこんな船、ひとたまりもないぞ!
どうする。戦いを仕掛けることもできそうじゃが、圧倒的に足場が悪い。鎧をつけたまま、船から落ちたら一巻のおわりじゃろう。
迷った拙者がポセイドン神に祈ると、海蛇は大人しく海中に戻っていった。ふぅ、危機一髪だったな。(ポセイドン神の関係が“友好”から“中立”へ戻る)
やがて船は貿易のために、キトノス島に到着する。
生贄の若者達は船に残っているようだが、拙者は船長について行き宿屋(酒場)で休憩をすることにした。
酔っ払いの声などで喧騒につつまれている中、船長は宿のあるじとなにやら取引をしているようだ。
ふと気が付くと、2本の巻物が目の前にあった。おそらく船から搬出した品々の一つだろう。
どちらかの巻物の中を覗いてみようか、と興味が湧いてくる。しかし、選択肢の中に「卑怯なマネは止めて巻物を無視して船に帰るなら、○○へ」と書かれてあったので、ガマンして船に戻る。卑怯者扱いをされては拙者の名誉にかかわるからな。(名誉点+1)
悲劇はキノトスを出港してから、しばらくたってから判明した。
ない。
ない。
やっぱり、ない。
なんと拙者の荷物の中から、父上がミノス王にあてたあの親書が無くなっているのだ!
なぜじゃ。なぜ親書の巻物が……ハッ!
もしかすると、さっき宿屋で見た巻物のうち片方が、そうじゃったのだろうか。なにか悪夢的な手違いが起こったに違いない。
母上の宝石を川に落とした時のように、ヒントを見るべきだったな。じゃが後悔しても遅い。
親書なしでミノス王を説得するのは、きっと恐ろしく骨が折れる作業になるだろう。
しかし本そのものだけでなく、その中でも紛失するとは……笑えぬの。
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